ずる 嘘とごまかしの行動経済学を読みましたので、読んだ経緯、本の内容、読んだ感想を紹介させて下さい。

目次:
1.簡単な本の紹介
2.読んだ経緯
3.本に書いてあること
4.読んだ感想

です。お時間いただきます。


1.簡単な本の紹介

ダン・アリエリー(Dan Ariely、1967年4月29日 – )は、イスラエル系アメリカ人の教授、作家である。デューク大学心理学および行動経済学ジェームズ・B・デューク記念教授英語版)を務めている[1]。デューク大学先進後知恵研究センター(The Center for Advanced Hindsight)の創設者[2]、BEworksの共同創業者でもある。アリエリーがTEDで行ったプレゼンテーションは780万回以上閲覧されている。また、『予想通りに不合理英語版)』、『不合理だからすべてがうまくいく英語版)』の著者であり、これらの2冊は『ずる 嘘とごまかしの行動経済学英語版)』とともにニューヨーク・タイムズのベストセラーリストに含まれている[3]

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%80%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%82%A2%E3%83%AA%E3%82%A8%E3%83%AA%E3%83%BC

誰しもがちょっとした『ずる』をしたり、嘘をついたりする。
そしてその小さなごまかしが大きな不正につながることも。
だったらその仕組みを解明して不正を減らす方法を探すべきなのでは?
この難問に行動経済学の第一人者ダンアリエリー教授が取り組んで不正にまつわる事実を見出した。


2.読んだ経緯

昨今自動車会社の認証不正や、政治家の政治資金の不正利用、著名人の不倫報道など、様々な不正、嘘、ごまかしが話題になっている。なぜそんなことが起きてしまうのか?特に自動車会社の認証不正に関しては、自分たちと何も変わらない一般の方がやってしまっておりその疑問は深まるばかり。。。
自分も同じことをしてしまうのではないか。またどうすれば止められるのか。
そこの答えがわかるのではないかと思い読むに至りました。

ダイハツ公式HPより


3.本に書いてあること

アリエリー教授は様々な実験を行い以下のようなことを書いております。

①我々人間は、自分を正直な人間で立派な人間だと思いたい。鏡に映った自分の姿を見て、自分に満足したい。(心理学者は自我動機と呼ぶ)
②だがその一方で、ごまかしから利益を得てできるだけ得をしたい。(金銭的動機)
①②を満たす、つまりはごまかしから利益を確実に得ながら自分を正直ですばらしい人だと思い続けるにはどうしたらいいのか?
その行為こそが『正当化』するプロセスである。
あいまいではっきりしないもの、めんどくさいこと、疲れることなどに対し、自己イメージを損なわずに不正から利益が得られるような協会線を誰もがいつも探しているのだ

また不正は、
・正当化の能力が高い(創造性があるような人は、不正と何か理由の因果を結びつける能力が高く、簡単に正当化できるため不正を行いやすい)
・一つの反道徳的行為(なにか一つ正当化して不正をすると、もうやってしまったからと正当化してほかの不正に手を染めてしまう)
・消耗(疲れているときには誘惑に抵抗するパワーがなく負けてしまう)
・他人が自分の不正から利益を得る(自分が不正をしたことにより親しい誰かが、とか苦しんでいる人が利益を得ることを(これも正当化して)理由に不正をする)
・他人の不正を目撃する(ほかの誰かがやっているとハードルが下がる)
といったことで起こりやすくなるものであると書かれている。

ではどうすれば不正を止められるのか?
以下のようなことが書かれています。
・誓約
・署名(申請書には何度も署名させることで意識させる)
・道徳心を呼び起こすもの(信仰や十戒など)
・監視


4.読んだ感想

不正をしてしまう理由は結局得をしたいというところである。不正ができてしまうのは人間の正当化の能力であることである。確かに言いたいことはわかる。
自分も帰り疲れて帰った時に今日頑張ったからと言ってついついコンビニスイーツを買ってしまう。

だがそれで認証不正をやってしまうのか?と読みながら思っていたが、
他人が自分の不正から利益を得る。とか一つの反道徳的行為の考えがその答えであるだろうと思ってる。
認証不正がどのように行われたかまでは詳しくないが、車両の開発日程が苦しい中、自分が不正すれば、設計のあの人が楽になると正当化し(自分に言い聞かせ)てしまう。
一度やってしまえば、もうあとには引けず打てば打つほど状況がよくなる打ち出の小づちのようにやってしまう。というようなことで最初は小さかったけど最終的に起きてしまうようなことは起きるのかなと思う。
これがすべてではないと思うのでまだほかにも関係する本をあさってみようと思うが、

この本からじゃあどうすれば不正をおきないようにできるのか?を考えたい。
結局言い訳できないように隙のない完璧なものにするしかない。正当化は隙を見つけそこに付け入るものであるたま、不正ができる隙がないものにすればいい。
監視を強化するとか、再発防止を徹底するとか教育に力を入れるとかそんなの一時しのげるだけでしょ。と思うからやっぱり不正がされたくないもの、制度はもっと隙をなくすべきなんだろう。


そんなの無理だって?
無理かもしれないけど、正当化も複数の理由の足し算で行われるものだからその一個でもなくせる努力は必要だろう。

ちなみに今日もコンビニスイーツ買って帰りました。明日からは財布を置いて出社します。

以上、30分で書いたので内容はまとまってないですが許してください(正当化)

投稿者 ずー

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